教育学特殊講義4 情報リテラシーと学校図書館
教育学特殊講義4 Aクラス
単位
1.0
担当者
松戸 宏予
■授業のテーマ
情報リテラシーと学校図書館
■授業の概要
2008年3月に公示された新しい学習指導要領では、児童生徒が自ら考え、主体的に判断し、行動できる資質や能力等を育むことが求められている。そして、生涯学習者の育成には情報リテラシーのスキルの獲得が必要である。
では、児童生徒の生涯学習者としての形成に学校図書館はどのように関わることができるのか。米国と日本の学校図書館を活用した探究学習をとりあげ、情報リテラシーと学校図書館の関わり、現状の問題、そして学校図書館による学習支援についてグループ討論を通して考究する。
■授業の目的・ねらい
目的:
学校図書館を活用した体験の有無は個人によって差がある。「生涯学習者」、「情報リテラシー」、そして、学校教育を支える学校図書館機能についての基礎知識を踏まえて、児童生徒が情報リテラシーのスキルを身につけるうえで学校図書館ではどのような支援ができるかを考察する。
ねらい:
受講者がテーマに対して意識をもち認識を深めること。また、グループ討論を通して、多角的なものの見方、他者に自分の意見を伝える力を身につけること。
到達目標:
1 情報リテラシースキルと学校図書館の関わり、現状の問題、そして学習支援について理解を深めること。
2 ビデオ視聴を通して、テーマに対して主体的な意見を持ち、その意見を論述できること。
3 グループ討論を通して、根拠に根ざした意見を他者に伝えるスキルを身につけること。
成績評価:
出席 20%
試験(リポート試験含む) 30%
グループ討論を通したあとの意見の論述 30%
グループ討論への主体的な参加(積極的に他者の意見を聞き、かつ自分の意見も述べているか)20%
*出席は前提条件とみなす。
*積極的に他者の意見を聞き、かつ自分の意見も述べているか
■授業時間外の学習(予習・復習等)についての具体的な指示
■受講にあたっての留意事項
事前学習:
1 ビデオ視聴する際、字幕が英語のため、事前配付用の2つの文献は必ず読んでおくこと。英語訳と日本語訳が対になっている。
2 同封のワークシート3枚にある基礎用語を調べておくこと。ただし、ワークシートにある「考えてみよう」は、スクーリング時のグループ討論の後にまとめる。
ワークシートはスクーリング時に提出。
アメリカ公教育ネットワーク、アメリカスクールライブラリアン協会
『インフォメーションパワーが教育を変える』高陵社書店